日本には本場イタリアにはない和製スパゲティ(パスタ)が多数あります。代表格のひとつは「たらこスパゲティ」。ファミリーレストランやカフェ、コンビニメニューなど様々なところで定着し、多くの人に親しまれていますね。
では、たらこスパゲティはどこで誰が生み出したのでしょう? 1953年創業のイタリアンレストラン「壁の穴」がその元祖だと言われています。
創業当初、日本では、まだイタリア料理はなじみが薄かったため、創業者の成松孝安氏は、日本人にとって身近なものとスパゲティを掛け合わせて研究。「納豆」「うに」などを使用した200種類以上のスパゲティを考案したことから、「和風スパゲティの元祖」とも呼ばれたんだとか。
たらこスパゲティが生まれたのは、1963年に常連客のリクエストによりキャビアを使用したスパゲティを作ったところ、あまりにおいしかったため“キャビアスパゲティ”を定番メニュー化できないかと考えたのですが、当時から高価であるキャビアは予算的にNG。そこで代わりに、当時「赤いダイヤ」とも言われた“たらこ”を使用してメニュー化。
そのレシピを起点に明太パスタやたらこクリームパスタが開発されていったそうです。
60年前には明太クリームパスタはあったんですね。
当店ではバターをしっかり馴染ませパルメザンチーズ、大葉、海苔をトッピングしておりますたらこのプチプチと素材の風味を楽しんでください。